このブログの趣旨から説明したいのですが、その前に僕らの出会いから説明しないと何故このブログを立ち上げようと思ったかが伝わらないので、申し訳御座いませんが、少々お付き合い下さい。
時は遡り、僕らが小学一年生の出会いからスタートします。
【ヒロとモー君の出会い】
ある田舎の小学校。
小学一年生のヒロとモー君は同じクラスになる。
彼らの学校は、学校と家の距離が近い順に出席番号が若くなるという席順。
学校から1番遠いヒロとモー君は前後の席となった。
小さな学校だった為、同じクラスになる事が多く、更には帰り道も同じだった事で、彼等はすぐに打ち解けすぐに仲良くなり、当時学校の中で1番一緒に居る友達となった。
そんな彼等は小学校を卒業し、中学生になる。
中学に上がっても彼等は同じ学校に通い、毎日のように遊ぶいわゆる親友だった。
高校は違う学校へ進学したが、同じ飲食店のバイトを始め、学校以外はほぼ一緒にいる生活を送っていた。
学校、バイト、遊び、そして恋愛と彼等はごく普通の高校生活を満喫し、高校を卒業する。
高校を卒業した ヒロは大学へ進学。
モー君は飲食店へ就職した。
2人は別々の道を歩み始めたが、それでも彼等は学生時代と変わらず、毎日の様に遊び、語り合った。
そんな、なんてことはない日常の中、モー君の日常が一変する出来事が起きる。
【モー君の日常の変化】
就職をしてしばらくしたころ、ヒロはモー君に呼び出される。
呼び出された場所はいつも彼等が語り合うお気に入りの公園だった。
公園に着いたヒロ。
そこには今まで見た事がない深刻な顔をしたモー君がいた。
そんなモー君にヒロは語りかけた。
「どうしたの?」
「・・・できちゃった。」
当時モー君には学生の時から付き合っている彼女がいて、高校を卒業しても付き合いが続いていた。
所謂できちゃった婚である。
ごく普通の人生を歩んでいた彼だったが、初めて人生の分岐点に差し掛かったのである。
今まで良い意味で普通の人生を送っていた彼等だったが、モー君の発言にヒロは衝撃を感じた。
当時彼は彼女の事を大事にしており、ヒロからみても仲睦まじい2人だった。
ヒロは壁にぶち当たったモー君を励まし、応援した。
モー君も最初は動揺を隠せなかったが、次第に落ち着きを取り戻し、彼女と結婚し親となる決意をする。
「俺、親になるわ!」
【大学卒業後のヒロ】
高校を卒業してからのモー君は、仕事と子育てで手一杯になりヒロと会う事は少なくなった。
そんなヒロは今まで通り、毎日遊びながら大学生活を過ごしていた為、何とかギリギリで大学を卒業する。
勉学に不真面目な生活だったヒロはまともに就活も出来ず、就活先が決まらないまま大学生活が終わってしまう。
そんなヒロを見兼ねた、高校時代からアルバイトをしていた某飲食店の店長が助け船を出してくれ、ヒロはアルバイト先の正社員となった。
彼はそこから飲食店を数回転職するものの、転職する度に前職よりもさらにブラックな企業に巡ってしまう。
30歳になった彼はこのままではダメだと思い他業種への転職を決意する。
今後の事を考え、ヒロは資格を取る為に仕事を辞め、現在コンビニでアルバイトをしながら資格勉学に勤しんでいる。
【モー君のその後とBeeとの出会い】
モー君は結婚した後、一次は幸せな家庭を築くものの、奥さんとの意見の不一致の為に離婚をする。
その後、他業種への転職をする。
そんな中、営業職についていたモー君は顔を合わせる機会がないが、毎日の様に仕事の連絡を電話で取り合う本社の事務職員の女性に好意を抱き始める。
その相手がBeeだった。それから2人は遠距離恋愛を重ねた後、再婚する。
【Next notice】
そして彼等は30歳を超える。
彼等の物語はある牛丼屋から始まる…。